不動産買取のデメリットとは？通常の売却との違いも解説！
不動産買取のデメリットとは？通常の売却との違いも解説！
不動産の売却方法には「買取」と「仲介」の2つがあります。
仲介は不動産会社が物件情報をサイトへ掲載したり、広告を出したりして販売活動を行ってくれるという一般的な方法ですが、買取は大きく違います。
そこで今回は、仲介と不動産買取の違いや不動産買取のデメリットについて解説します。
□通常の売却と不動産買取の違いは？
冒頭でも述べた通り、仲介の場合は不動産業者は売主と買主を引き合わせ、売却活動を行います。
売主は仲介手数料を払うことで、不動産会社への報酬になるわけです。
一方、不動産買取では不動産会社が物件を直接買取ります。
つまり、不動産会社が「買主」となり、不動産会社はその物件をリフォームしてから売却したり、賃貸物件として貸し出したりします。
買取では、買主を探すための広告掲載・販売活動のための期間が必要ないため売却がスピーディーに進みます。
売却のスピーディーさ故に売却後の資金計画の見通しも立てやすいでしょう。
また、仲介を依頼するわけではないので仲介手数料もかかりません。
当然、サイトや広告への掲載もないので周囲に物件の売却を知られにくく、売主のプライバシーも守られます。
□不動産買取のデメリットは？
売却スピードの早さ、プライバシーの保護などをメリットとして紹介しましたが、不動産売却の手段として一般的でないのにはいくつか理由があります。
以下では、その理由となる不動産買取のデメリットをご紹介します。
＊売却価格が安くなる
買取のデメリットは、通常の売却に比べて売却価格が安くなってしまうことです。
一般的な買取相場は、仲介での売却金額の7～8割とされています。
不動産の買取業者は買い取った不動産のリフォームを視野に入れているため、通常より厳しい査定になってしまうわけです。
＊対象となる不動産が限られる
買取はあらゆる不動産で行われていますが、リフォームしやすく、買取の査定およびその後の値付けがしやすいマンションが買い取られることが多いです。
一戸建ては、建物調査に手間と費用がかかること、マンションより値付けが難しいことを理由に買取をしている業者が少ない傾向にあります。
□まとめ
今回は、通常の売却と不動産買取の違いや不動産買取のデメリットについて解説してきました。
不動産買取は一般的な手段ではないものの、売却のスピーディさやプライバシーが守られるなどのメリットがあることは事実です。
家を売りたい理由と照らし合わせ、買取の長所が十分に活きる場合はぜひ検討してみましょう。
