相続放棄したい時にすべき手続きと注意点を紹介します!

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相続放棄したい時にすべき手続きと注意点を紹介します!

相続放棄したい時にすべき手続きと注意点を紹介します!

相続放棄は、故人の遺産がマイナス資産を含む場合に考えられる選択肢です。
しかし、相続放棄の手続きは複雑で、正しい知識といくつかの注意点を意識することが必要です。

本記事では、相続放棄の基本的な手続きの流れと、行う上での重要なポイントを解説します。

□相続放棄手続きの手順

1:遺言書を確認する

遺言書が存在する場合、その内容に従い財産の分配が決まります。
遺言書がなければ、相続人全員で遺産分割協議を行い、財産の分配を決定します。

2:財産を調査する

相続財産には、プラスの資産だけでなく、マイナスの資産も含まれます。
負債の規模を把握することで、相続放棄をするかどうかの判断がしやすくなるでしょう。

3:法定相続人を確定させる

相続人になれる人は、民法でその範囲と順位が定められています。
戸籍謄本を用いて、法定相続人を確定する必要があります。

4:相続放棄申述書を提出する

相続放棄を希望する場合は、相続放棄申述書を作成し、故人の最後の住所地の家庭裁判所に提出します。
提出時には必要書類と収入印紙、連絡用の郵便小切手を用意する必要があります。

5:受理通知書を受け取る

必要書類を提出すると、家庭裁判所から相続放棄申述受理通知書が届き、手続きが完了します。

□相続放棄を行う上で知っておくべきポイント

1:手続きは郵送でも可能

相続放棄の申請は、すべての必要書類がそろっていれば郵送で行えます。
しかし、場合によっては裁判所から面接や追加資料の提出を求められることもあり、その際は迅速な対応が必要です。

2:生命保険金や遺族年金は別枠で受け取れる

相続放棄をしても、生命保険金や遺族年金は受け取れます。
これらは法的に相続財産とはみなされず、直接指定された受取人に支払われるため、相続放棄の影響を受けません。

3:代襲相続は発生しない

相続放棄をすると、その相続人ははじめから相続権を有していなかったとみなされるため、代襲相続は発生しません。
この点は、家族構成や相続権の移行に関して混乱を避けるために重要です。

4:不動産の価値が高ければ負債がなくなる場合がある

相続する不動産の価値を正確に知ることは、相続放棄の判断に大きな影響を与えます。
不動産が高い価値を持っている場合、借金を相殺し、かつプラスの資産を手に入れる可能性があります。

5:相続人全員の放棄で財産は国のものになる

すべての相続人が相続放棄をした場合で、プラスの財産になる場合、財産は国のものになることに注意してください。
他に相続できる方がいないかを十分に調べましょう。

□まとめ

相続放棄は、遺産が負の資産を含む場合に有効な選択肢です。
しかし、適切な手続きを踏まなければ、後々のトラブルの原因になってしまいます。

この記事で解説したステップを踏むことで、スムーズに手続きを進められます。
また、相続放棄の際に把握しておくべきポイントを理解することで、安心して手続きができるでしょう。