空き家売却前の解体を検討すべきケースと売却方法

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空き家売却前の解体を検討すべきケースと売却方法

空き家売却前の解体を検討すべきケースと売却方法

空き家所有で、解体して売却するか悩んでいる、不動産売却に詳しくない、少しでも高く売りたいと考えているあなた。
老朽化した空き家をどうすればいいのか、頭を悩ませているかもしれません。

解体費用もかかるため、売却方法や費用対効果をしっかり検討したいですよね。

この記事では、空き家解体売却を検討している人が、更地にして売却するメリットとデメリット、具体的なケース、売却方法などを理解し、最適な選択ができるように情報提供していきます。

□空き家売却前の解体を検討すべきケース

空き家解体売却を検討する際に、更地にして売却するメリットとデメリット、更地にして売却する3つのケースについて解説します。

1: 更地にするメリット

更地にする最大のメリットは、買い手にとって魅力的な物件になることです。

建築条件がなく、自由に家を建てられるため、幅広い層のニーズに対応できます。
土地の状態が分かりやすく、購入後のトラブルを減らすことができます。
建築費用の見積もりが立てやすく、購入計画が立てやすくなります。

2: 更地にするデメリット

一方で、更地にするデメリットとして、解体費用がかかることが挙げられます。

解体費用は、建物の規模や構造、場所によって大きく異なりますが、数百万円かかるケースも珍しくありません。

また、解体工事には騒音や振動が発生するため、近隣住民への配慮も必要になります。

3: 更地にして売却する3つのケース

更地にして売却するのがおすすめのケースは以下の3つです。

・立地条件が良く、早期売却が期待できるケース

地域によっては、用途を選ばない更地は需要が高く、早期売却が見込めます。
購入後、買主はすぐに新しい建設が始められるため、購入しやすい物件ということになるでしょう。

・「特定空き家」になりそうなほど建物の劣化が激しいケース

「特定空き家」に指定されると、行政から改善を求められ、命令に従わなければ強制解体や補修が行われてしまいます。

当然、それらの費用は所有者が負担することになり、更地にして売却した方が経済的な負担を軽減できる可能性があります。

・建物の耐震性が著しく低いケース

耐震基準が低い建物は、地震発生時に倒壊するリスクが高く、安全面からも解体売却が検討されます。

耐震性が低い建物は、買い手が見つかりにくく、売却価格も低くなる傾向にあります。

□空き家解体せずに売却する方法

空き家を解体せずに売却する方法として、「古家付き土地」として売却する方法、不動産会社に買取してもらう方法について解説します。

1: 「古家付き土地」として売却する

「古家付き土地」として売却する場合は、建物の価値は含まれていません。

土地のみの価格で売却するため、解体費用も不要で、売却価格が高くなる可能性があります。

2: 不動産会社に買取してもらう

不動産会社に買取してもらう場合は、売主は建物解体の手間や費用を負担する必要がありません。

また、売却時期が確定するため、スケジュールが立てやすく、安心して売却を進められます。

しかし、買取価格は市場価格よりも低くなる場合があり、売却価格が期待できない可能性があります。

空き家の売却を検討する際は、まず不動産会社に相談するのがおすすめです。

築年数が古い場合でも、条件によっては戸建てとして売却した方がいいケースもあります。

また、空き家を解体してしまうと税制面で特例を受けられなくなる可能性があり、損してしまうこともあります。
まずは、不動産の資産価値を把握するために査定を依頼し、どのように売却したら得になるのか相談しましょう。

□まとめ

空き家を解体してからの売却は、更地にすることで買い手にとって魅力的な物件となり、早期売却が期待できます。
しかし、解体費用がかかることなど、デメリットもあります。

空き家を解体せずに売却する方法としては、「古家付き土地」として売却する方法や、不動産会社に買取してもらう方法があります。

どちらの方法が最適かは、建物の状態や売却目的、予算などを考慮して、不動産会社に相談し、判断することが重要です。