住宅ローンの残債があっても家は売れる?ケース別に解説します!

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住宅ローンの残債があっても家は売れる?ケース別に解説します!

住宅ローンの返済には数十年という長い時間がかかりますから、返済中に引っ越しをしなければならない状況になることもあるでしょう。
そこで今回は、住宅ローンを返済中の家を売却する流れについて主に解説します。
ぜひこの記事をお役立てください。

□住宅ローンの残債があることの問題点とは

住宅ローンを利用する際には、購入土地と建物を担保にして購入資金を借りることになり、担保になった物件には「抵当権」が設定されます。
担保とは、お金を借りた人が返済できない場合、お金を貸した人の損害を補うために設けられるものです。

そのため、何らかの事情でローンの返済ができなくなったとき、債権者は抵当権を理由として不動産を強制売却し、お金を回収します。
住宅ローンの返済中は、抵当権が物件に設定されたままであるため、抵当権を外してもらわなければ基本的に家の売却はできないのです。
よって、住宅ローンの残債がある家を売却するときは、家の売却と同時にローンを完済し、抵当権を抹消してから買主に引き渡す必要があります。

□住宅ローンを返済中の家を売却する流れとは

本来はローンを完済してからでないと家は売却できないため、売却したお金でのローン返済はできません。

しかし、買主と売主、さらにローンの担当者と司法書士が同席して所定の手続きを行えば、ローンの完済と売却を同じタイミングで行えます。

また、この場合は「リースバック」という制度を利用できます。
リースバックとは、住んでいた家を売却し、その家を買主から借りることで住み慣れた家に住み続けられるというものです。

リースバック方式で住宅を売却すると、今までの暮らしを続けながら老後の生活費や子どもの教育費、治療費、住宅ローン以外の返済費用などの資金を手に入れられます。

ローン残債が家の売却額を上回ってしまう場合はどうすれば良いのでしょうか。

この場合、通常の売却手順に加えてローンの返済資金を調達するステップが出てきます。
十分な貯蓄があれば問題ないですが、貯蓄がない場合は住み替えローンや任意売却が次の選択肢です。
新居のローンと返済中のローンをまとめられるのが「住み替えローン」です。

□まとめ

今回は、住宅ローンが返済中の家の売却について詳しく解説しました。
皆様のお悩みを解決し、参考になれば幸いです。
当社では、不動産の売却を手がけております。
不動産売却に関してお悩みがありましたら、ぜひ気軽にご相談ください。